ワイン | Roserock Chardonnay(2015) | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
評価 | |||||||||||||||||||||
味わい |
| ||||||||||||||||||||
香り | |||||||||||||||||||||
詳細 |
|
PINOKOさん、一時期の樽偏重からの振り子で、近年はステンレス流行りですよね。 当然ステンレスと樽のロットをブレンドする、という手法も良く聞きますが、公言していなくてもマロラクティック有無の操作も伴っていることが多いのだと思います、目的からすると。 このワインに関してはそんなことをする必要がないのでは、と思いましたが、それが成功している例もあるのだと思います。
m.shingo
マロ無しとマロありを混ぜたものでおいしいものを飲んだことがなく、こちらのテイスティングコメントを読んで大変興味が湧いています。シャルドネでこのようなテクニカルな作りをするのは一般的なのでしょうか?醸造で冷涼感を演出できることに可能性も感じる一方、良いコンディションで飲んでもらう工夫も必要なのだなと大変勉強になりました。
PINOKO
コメント切れしていたので投稿し直しました!
PINOKO
ドメーヌドルーアンの本拠地ダンディヒルズは素晴らしいアペレーションだが、エオラアミティヒルズはその上を行く。と言うのは僕の見解だが、単なる好みというだけではなく、そう考える生産者達も多い。 公にそんなことを言うはずはないが、ドルーアンもそう思っているのではないか。ローズロックと言う畑を取得し、そこのワインをリリースした事にそれが表れている。 ダンディヒルズより4℃ほど冷涼なこの地ではより引き締まったワインが生まれやすいが、果実味が損なわれるわけではない。 樽とステンレスタンクを半々で、さらにステンレスの方はマロラクティックを行わないという作りをしているが、脚色に過ぎる気がする。より綺麗なより冷涼感のあるシャルドネを演出したかったのだとは思うが、その狙いは半分当たり、半分外れている様に思う。 各要素が融合していない感覚が抜栓直後にあり、ポテンシャルが引き出されるまで少々の時間を要する。 オレゴンの人間からしたらエオラアミティヒルズの素晴らしさは常識かもしれないが、世界のワインラヴァーにとってはオレゴンですらマイナーな存在であることを忘れているのではないか。30分待って判断してもらう事を期待しない方が良いのではないか、と僕は思う。 恐らく今後作り方を変えてくるだろう、このワインにこの葡萄に変な脚色は必要ないはずだ。 完璧なコンディションに整えられたこのワインの価格を当てるのは極めて難しい作業だろう。あまりにも素晴らし過ぎる。 青リンゴやキウイ、蜂蜜のアロマ。美しい酸とキレのあるミネラル。果実のポテンシャルからすれば控えめな樽感。フリーランだけなのか?と感じてしまう透明感に溢れたワイン。
m.shingo