2004 ルイ・ロデレール　クリスタル　ブリュット　シャンパーニュ/フランス 木曜日のワイン。 フィラディス フェス・スペシャルワイン・その2 インポーターのフィラディス主催のワインフェスに参加しました。 お目当ては、2004ヴィンテージ（秀逸年）のラグジュアリー・シャンパーニュ3種の比較試飲。 2杯目は、皇帝のシャンパーニュ、クリスタルです。 品種構成は、ルイ・ロデレールの公式サイトによればシャルドネ45%、ピノ・ノワール55%。 外観は、うっすらピンクのトーンが入ったクリスタルゴールド。 今回の3種で、ピンクのトーンを感じたのはクリスタルだけでしたので、これは少々意外でした。 香りは、フレッシュさを感じる、高貴なぶどうの果実のエッセンス。 繊細な中にパワフルさを感じる、クリスタルらしい香りだと思います。 口に含むと、クリームのコク！ 解像度の高い、果実の旨みが漲っていて、シャープなのに濃厚な飲み心地です。 硬さがなく熟した味わいで、「強制デカンタージュ」のおかげかきれいに開いていて、よい飲み頃に入っているように思いました。 余韻は長く、ぶどうのエッセンスのような、クリアな旨み中心の後味が残ります。 何ともグラスを離しがたい、あと引きで心憎い味わいです。 やはり素晴らしいシャンパーニュだと思います。 若いうちは、飲みづらささえ感じるクリスタルが、きちんと熟成するとどうなるのか？　という疑問に応える、（十分ではないにせよ…）良い見本のようなワインだと感じました。

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