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2.5
シラー(ズ)知らずに森の中…その24 2012 チャールズ・ハインツ エステイト・シラー ソノマ・コースト カリフォルニア/USA 日曜日のワイン。 晩ごはんの豚ロースのステーキ、照り焼きチキンのピッツァ、オクラとネギと大根のスープに合わせて、ソノマ・コーストのシラーを開けました。 作り手のチャールズ・ハインツは、以前、超濃厚なのにめちゃくちゃ洗練された、呆然とするような質感のシャルドネが私の記憶に刻み込まれた、格別な生産者。 あのカルト・スパークリング、ウルトラマリンにぶどうを供給している、チャールズ・ハインツ・ヴィンヤードのオーナーと言った方が理解が早いかもしれません。 こちらのワインは、そのチャールズ・ハインツの「ドメーヌもの」にあたるワインとなります。 まず、紙のエチケットではなく、ガラス生地に直接刻まれたりペイントされたボトルデザインが美しいですね。 表現としては、非常にミニマルでミニマム、余白を活かしたシンプルなデザインは、私の好みのど真ん中(笑) 気分良く抜栓して、ワインをグラスに注ぎましょう。 外観は、透明感のある濃いルビー。 色味はシンプルな階調を持つ単色のイメージで、濃いめのピノ・ノワールによく似ていると思いました。 香りは、熟成感のある、カシスを思わせる落ち着いた黒果実、ラズベリー的な赤果実の煌めき、そして、要素分解できない、強度と統合感のあるミネラルのニュアンス。 スパイシーさも、感じるのですが、黒胡椒とかクローヴなど個別の要素を充てるのが難しく、香りに深みとか角度を加える役割を、ただひたすらに果たしているように思われます。 適切な表現かどうか、ちょっと自信がありませんが、「複雑さが極まって、シンプルにしか感じられない香り」であるような気がします。 味わいも、印象としてはシンプルです。 熟成が進んで、とても滑らかな質感の液体に、エレガントの極みのような果実感と旨みが溶け込んでいて、微かな胡椒的な刺激や穏やかな酸が背景に垣間見える感じ。 シャルドネには度肝を抜かれましたが、このシラーには、ただただ唸らされます。 購入元ショップのWEB情報では、こちらのシラーは、ローヌのエルミタージュの雄、ジャン・ルイ・シャーヴのクローンだそうですが、この洗練ぶりは、さもありなんですね♪ また、産地呼称はソノマ・コーストですが、ロシアン・リヴァー・ヴァレーも名乗ることのできるエリア産とのこと。 なるほど、香りや味わいに「シンプルさ」を感じる基になっている、冷涼感の背景が理解できるような気がします(いや、気分だけですが…)。 塩胡椒でシンプルに焼き上げた豚ロースのステーキとの相性は抜群。こういう単品種のワインには、やはりシンプルな調理、味付けの料理が合うようです。
iri2618 STOP WARS
あ!こちらはもう一本の候補さんですね! 複雑が極まってシンプル✨深いです〜
ゆーも
ゆーもさん そーです、そーです。アテ馬の候補ワインです。面白いワインですが、面白さのツボが狭くて深い、マニアックなワインでした。ワイン会向きのワインではなかったですね(苦笑)
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シラー(ズ)知らずに森の中…その24 2012 チャールズ・ハインツ エステイト・シラー ソノマ・コースト カリフォルニア/USA 日曜日のワイン。 晩ごはんの豚ロースのステーキ、照り焼きチキンのピッツァ、オクラとネギと大根のスープに合わせて、ソノマ・コーストのシラーを開けました。 作り手のチャールズ・ハインツは、以前、超濃厚なのにめちゃくちゃ洗練された、呆然とするような質感のシャルドネが私の記憶に刻み込まれた、格別な生産者。 あのカルト・スパークリング、ウルトラマリンにぶどうを供給している、チャールズ・ハインツ・ヴィンヤードのオーナーと言った方が理解が早いかもしれません。 こちらのワインは、そのチャールズ・ハインツの「ドメーヌもの」にあたるワインとなります。 まず、紙のエチケットではなく、ガラス生地に直接刻まれたりペイントされたボトルデザインが美しいですね。 表現としては、非常にミニマルでミニマム、余白を活かしたシンプルなデザインは、私の好みのど真ん中(笑) 気分良く抜栓して、ワインをグラスに注ぎましょう。 外観は、透明感のある濃いルビー。 色味はシンプルな階調を持つ単色のイメージで、濃いめのピノ・ノワールによく似ていると思いました。 香りは、熟成感のある、カシスを思わせる落ち着いた黒果実、ラズベリー的な赤果実の煌めき、そして、要素分解できない、強度と統合感のあるミネラルのニュアンス。 スパイシーさも、感じるのですが、黒胡椒とかクローヴなど個別の要素を充てるのが難しく、香りに深みとか角度を加える役割を、ただひたすらに果たしているように思われます。 適切な表現かどうか、ちょっと自信がありませんが、「複雑さが極まって、シンプルにしか感じられない香り」であるような気がします。 味わいも、印象としてはシンプルです。 熟成が進んで、とても滑らかな質感の液体に、エレガントの極みのような果実感と旨みが溶け込んでいて、微かな胡椒的な刺激や穏やかな酸が背景に垣間見える感じ。 シャルドネには度肝を抜かれましたが、このシラーには、ただただ唸らされます。 購入元ショップのWEB情報では、こちらのシラーは、ローヌのエルミタージュの雄、ジャン・ルイ・シャーヴのクローンだそうですが、この洗練ぶりは、さもありなんですね♪ また、産地呼称はソノマ・コーストですが、ロシアン・リヴァー・ヴァレーも名乗ることのできるエリア産とのこと。 なるほど、香りや味わいに「シンプルさ」を感じる基になっている、冷涼感の背景が理解できるような気がします(いや、気分だけですが…)。 塩胡椒でシンプルに焼き上げた豚ロースのステーキとの相性は抜群。こういう単品種のワインには、やはりシンプルな調理、味付けの料理が合うようです。
iri2618 STOP WARS