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バルベーラ祭り!:その170 2019 ライオーロ・レジニン バルベーラ・ダスティ ラ・モーラ ピエモンテ/イタリア 水曜日のワイン。 目白の立ち飲みワインバーで一杯ひっかけた後、帰宅してから開けたワインは、1ヶ月ぶり、今年初めてのバルベーラです。 晩ごはんの、牛肉(ミスジ)のステーキ、蓮根バルサミコ、菜の花のナムルに合わせていただきました。 外観は、透明感のある明るく赤黒いガーネット。 グラスからは、よく熟したブラックチェリーのような黒果実と、甘酸っぱいラズベリーに似た赤果実の香りが溢れています。 食欲を刺激するバルサミックなニュアンス、スミレを思わせるフローラルな香りも心地よく、鉄系のメタリックなミネラル感は、理想的なバルベーラの香りですね♪ 口に含むと、輪郭のクッキリ浮き出た圧の強い酸、香り通りの瑞々しい果実味、バルベーラにしては強靭なタンニンが良いバランスです。 しかし、フルーティであるのと同時に、パンチの効いた味わいで、ウスターソースのようなスパイシーさや、やや尖ったミネラル感が、時間が経つにつれ、きめの粗いヤスリのような効きめを口の中で発揮します。 美味しい、美味しいと盃を重ねるうちに舌が削られて、飲む度に痛点が刺激され、だんだんとビリビリ&ヒリヒリしてくるような、本当の意味での「辛口」の要素があり、バルベーラにあるまじき味わいだと思います(イメージですよ、イメージ・笑) 一緒に飲んでいた連れ合いは、最初は「何これ?美味しい!」と大喜びしていましたが、かなり時間が経ってから口をつけ「これめちゃくちゃ渋みが強くない?」と、少し複雑な表情に変わっています。 しかし、この手荒い刺激は、私には許容範囲内です。いや、むしろ面白い個性だと、積極的に評価したくなります。 後味には濃厚な塩味も感じ、太く逞しい余韻。 しっかり苦みを残した菜の花やバルサミコと塩だけで味付けた蓮根、ハバネロのジャムを使って、少しピリ辛気味に仕上げたソースを纏ったステーキと、妙に調和します。 改めて思いますが、バルベーラの世界も、いろいろあって実に楽しいものですね! そんな気持ちにさせてくれる、素晴らしい1本でした。
iri2618 STOP WARS
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バルベーラ祭り!:その170 2019 ライオーロ・レジニン バルベーラ・ダスティ ラ・モーラ ピエモンテ/イタリア 水曜日のワイン。 目白の立ち飲みワインバーで一杯ひっかけた後、帰宅してから開けたワインは、1ヶ月ぶり、今年初めてのバルベーラです。 晩ごはんの、牛肉(ミスジ)のステーキ、蓮根バルサミコ、菜の花のナムルに合わせていただきました。 外観は、透明感のある明るく赤黒いガーネット。 グラスからは、よく熟したブラックチェリーのような黒果実と、甘酸っぱいラズベリーに似た赤果実の香りが溢れています。 食欲を刺激するバルサミックなニュアンス、スミレを思わせるフローラルな香りも心地よく、鉄系のメタリックなミネラル感は、理想的なバルベーラの香りですね♪ 口に含むと、輪郭のクッキリ浮き出た圧の強い酸、香り通りの瑞々しい果実味、バルベーラにしては強靭なタンニンが良いバランスです。 しかし、フルーティであるのと同時に、パンチの効いた味わいで、ウスターソースのようなスパイシーさや、やや尖ったミネラル感が、時間が経つにつれ、きめの粗いヤスリのような効きめを口の中で発揮します。 美味しい、美味しいと盃を重ねるうちに舌が削られて、飲む度に痛点が刺激され、だんだんとビリビリ&ヒリヒリしてくるような、本当の意味での「辛口」の要素があり、バルベーラにあるまじき味わいだと思います(イメージですよ、イメージ・笑) 一緒に飲んでいた連れ合いは、最初は「何これ?美味しい!」と大喜びしていましたが、かなり時間が経ってから口をつけ「これめちゃくちゃ渋みが強くない?」と、少し複雑な表情に変わっています。 しかし、この手荒い刺激は、私には許容範囲内です。いや、むしろ面白い個性だと、積極的に評価したくなります。 後味には濃厚な塩味も感じ、太く逞しい余韻。 しっかり苦みを残した菜の花やバルサミコと塩だけで味付けた蓮根、ハバネロのジャムを使って、少しピリ辛気味に仕上げたソースを纏ったステーキと、妙に調和します。 改めて思いますが、バルベーラの世界も、いろいろあって実に楽しいものですね! そんな気持ちにさせてくれる、素晴らしい1本でした。
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