ワイン | Dom. Le Loup Bleu Vol de Nuit Rosé(2020) | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
評価 | |||||||||||||||||||||
味わい |
| ||||||||||||||||||||
香り | |||||||||||||||||||||
詳細 |
|
音楽アプリでうっかりNight Flightで検索したら、Perfumeとか八神純子が出てきて慌てましたヽ('∀'*)ノ IGYでしたっけ?が一番誰にでもわかるかな?
ぺんぺん
ぺんぺんさん コメントありがとうございます。八神純子の「夜間飛行」は名曲ですね♪ 未だにサン=テグジュペリの小説は読んでいないので、夜間飛行といえば八神純子です(笑)
iri2618 STOP WARS
ドナルド・フェイゲンとくれば、 ウォルター・ベッカー。 スティーリー・ダンの、 プリッツェル・ロジックが 聴きたくなりました(^-^)v
BBAUHAUSS /NO MORE WAR
BBAUHAUSS /NO MORE WARさん コメントありがとうございます。私は、スティーリー・ダンは『彩(エイジャ)』から聴き始め、『ガウチョ』からドナルド・フェイゲン→第2期スティーリー・ダンと聴いていったので、『彩』以前のスティーリー・ダンをあまり聴かなかったんですよ。『プレッツェル・ロジック』とか『幻想の摩天楼』も、ちゃんと聴いてみたいものです。
iri2618 STOP WARS
2020 ドメーヌ・ル・ルー・ブルー ヴォル・ド・ニュイ ロゼ AOPコート・ド・プロヴァンス ピュイルビエ プロヴァンス/フランス 月曜日のワイン。 3週間にわたって繰り広げられた熱い闘い、2022年のツール・ド・フランスが終わりました。 今年は、かつてない強度の激しいレースばかりで、観ているだけなのにモーレツな筋肉痛になるような名勝負が続きました。 選手たちの苦労のレベルは想像すらできませんが、観ているこちらも大変でした(苦笑) しばらくは「ロス」の状態を覚悟しなくてはなりませんが、新しいチャンピオンへの祝福はフランスのワインが相応しいですね。 ある意味、最もフランスらしいワイン、プロヴァンスのロゼで乾杯!することにしました。 ドメーヌ・ル・ルー・ブルーの「ヴォル・ド・ニュイ」。 初めていただきますが、ドメーヌは2011年の創業で、その名は「青い狼」の意味。これは本拠地のピュイルビエ村にある「狼の丘」にちなんだ命名のようです。 ワイン名は、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説『夜間飛行/Vol de nuit』に因んだもののようですね。 オーナー夫妻は、夫が航空機部品修理の会社を経営し、妻は医師だったそうですから、こちらも何となく納得のネーミング。 さて、キャプシールを剥くと、ギョッとするような黒い人工コルクのお出迎え。 三日月に乗った狼が星空に吠える、ドメーヌ名とワイン名を合体させたようなエチケットの細長いクリアボトルを開けてワインをグラスに注ぎます。 グラスはリーデル・ソムリエのリースリングをチョイスしました。 ワインは、とても淡いローズピンクで、透明度と輝度の高いキラキラ系の外観です。 フランボワーズ、アセロラ、クランベリー、白桃、オレンジピール、グレープフルーツの、フレッシュな果実感が漲る香り。 口に含むと、基本的にはドライでスッキリ系の味わいながら、溺れそうなほど瑞々しい果実感に満たされます。 色は淡いですが、ジューシーで濃厚な果実味があり、サッパリした酸とのバランスが良いですね。 品種構成は、グルナッシュ65%、ヴェルメンティーノ(ロール)13%、カリニャン12%、シラー5%、クレレット5%と、かなり複雑。 この多様性が、香りや味わいの複雑さやバランスの良さと直結しているような印象を持ちました。 観るものがなくなり、久しぶりに、ワインに大人のロックを合わせてみたくなりました。 夜間飛行の英訳、Night Flightにひっかけて、時代もジャンルも超越した傑作アルバム、ドナルド・フェイゲンの『ナイトフラト/The Nightfly』(1982年)。 ドナルド・フェイゲンや、彼のグループであるスティーリー・ダンの名前を聞いたことがない人も、このアリバムに収められた曲のどれかは、(曲名は知らなくても)絶対に聴き覚えがあるはず。 そのくらいポピュラーで馴染みのある、良い意味で空気や水のような存在感のアルバムです。 アルバムタイトルのThe Nightflyは、夜間飛行ではなく、「夜行性の蛾」のことだそうですが、完璧なアレンジや録音の、とてつもなく心地よい楽曲とは対照的?な、皮肉というかウィットに富んだ歌詞の世界がアルバムのネーミングにも表れているようです。 アルバムのコンセプトは、1950年代、夢のような希望に満ちた、ミッドセンチュリーのアメリカを、少しだけ諧謔的に振り返るというもの。 極上のポップの上にジャズやソウルの風味を散りばめた、AOR(アダルト・オリエンティッド・ロック/Adult-oriented rock)の完成形にして最終形態、完全版のような作品ですね。 正直言って、ツール・ド・フランスとも、プロヴァンスのロゼとも、まったく関係がありませんが、ワインとの相性は悪くないどころか、最高じゃないですか? 世界一の大都会、アメリカ東海岸と、理想の田舎とも言えそうなフランス・プロヴァンスの対照的であるが故の完璧な出会い。 駄洒落からの偶然のペアリングを楽しんでいるうちに、ツールが終わってしまった寂しさを、いつの間にか忘れていました(笑)
iri2618 STOP WARS