2013 バルディビエソ　シングルヴィンヤード・シャルドネ　レイダ・ヴァレー　サン・アントニオ・ヴァレー アコンカグア/チリ 水曜日のワイン。 夕方のお散歩から帰ったら、仕事から早めに帰宅した娘氏が晩ごはんをつくってくれていました。 カブとベーコンのスパゲッティに栃尾油揚げ焼きにデパ地下で買った九条ネギのサラダを足した晩ごはんに合わせたのは、チリの熟成シャルドネ。 インポーターの保冷倉庫で9年半、長期熟成させたワインだそうです。 作り手のヴァルディヴィエソは、素晴らしいコスパのスパークリングワインを、私もたくさんポストしていますが、同時に、素晴らしいピノ・ノワールやシャルドネの作り手でもあり、生産地のレイダ・ヴァレーはチリでも屈指の冷涼産地。 そして、このワイン、なかなか秀逸です。 外観は、とてもクリアなプラチナイエロー。輝度も申し分なく、見るからに強度や硬度、ついでに粘性も高そうな見た目。 グラスからは、全体に抑制的ですが複雑で深みのある香り。 グレープフルーツのような柑橘系の果実香に、チョークのようなミネラル、ローストアーモンドやトースト、木質系の香ばしさを感じます。 口に含むと、ぶわっと広がり、ジワッと口の中に浸透する、細かい質感で圧のあるテクスチャ。 熟成により磨かれている感じで、「なめらか」といえば伝わりやすいのかもしれませんが、それだけではない、上質な舌触りのあるワインですね♪ 全体的に、とてもドライで、旨みが中心の引き締まった味わい。 果実味は、かなり落ち着いた感じになっていますが、力強い酸のおかげで、まだまだフレッシュさを保っています。 特筆すべきは、ミネラルのレベルの高さで、やや強めの硬さや苦み、塩味の効きめが、ワインの味わい全体に素晴らしい立体感や彩り、そして上品さを与えているように思います。 このワインを飲んでいると、どこの作り手というわけではありませんが、少し上等なムルソーをいただいているような錯覚をしてしまいそうで…もちろん美味しいです(苦笑)

iri2618 STOP WARS

紐付け見ると5年前に同じ13年を飲んでました！ 上品めな樽ドネで美味しかったんですが、さらに熟成させても全然大丈夫みたいでポテンシャル高いですね♪

YD