バルベーラ祭り！：その173 2019 サラッコ　バルベーラ・ダルバ　ピエモンテ/イタリア 道草ワイン・その2 火曜日のワイン。 泡1杯だけで切り上げようと、腰を上げかけたその瞬間、久しぶりにお会いした、私のバルベーラ好きをよくご存知のお店の方（Kさん）がカウンターに登場。 「〇〇さん、面白いバルベーラ入ってますよ！」と、いきなりカウンターパンチを喰らいました(苦笑) そんな魅力的なお誘いを、当然、断れるはずもなく、泡に続いて久しぶりのバルベーラをいただきました。 件のワインは、モスカートの作り手として有名なサラッコがつくるバルベーラ⁉︎ エチケッタも、他のサラッコのワインとは全然違う、目立つロゴタイプのモダンテイストです。 おお！これは初めて見ました‼︎ ラベルに書かれた"PER SBAGLIO"という言葉は、イタリア語で「偶然」「過ち」といった意味だそうです。 新しく購入したモスカートの畑の一部に、たまたまバルベーラが植わっていたことに由来しているとか。 早速、飲んでみましょう♪ グラスに注がれたワインは、紫がかった濃いめのガーネットの外観。 抜栓から1日経っているせいか、ブラックチェリー、ラズベリー、スミレ、リコリスやクローヴ、鉄といった、バルベーラらしい香りのセットが十分に開いた状態です。 口に含むと、しっとり瑞々しい果実味と、しなやかで伸びのある酸、甘くきめ細かいタンニン、エキスたっぷりの旨み、そしてスッキリ斬れ味のあるミネラル…とっても美味しいバルベーラですね⁉︎ これは、かなりハイレベルですよ！ 明らかに熟成向きなポテンシャルを感じさせながら、現時点で、わかりやすく親しみやすい魅力を、存分に振り撒いています。 美味しゅうございます…。Kさん、今日もありがとうございました。

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