「人恋し」 急に仕事が休みになって、まだとっておく筈のボトルを開けてしまった。雨の日。今年はとんでもなく暑い日が続いたが、今日は上着が要る位の気温だ。 コルクは良い香りで、しっとりとしている。 上がっては消えてゆく無数の泡、明るさの中に深みを感じるホワイトゴールド色の液体は、灯りを受けて輝き、グラスの底でも輝きながら燃えている。とても綺麗。足がねっとりと伸びている。 注いだ時から樽の香りがしていた。鼻を近づけると、白い花と洋梨系の香り。 味は、思ったよりも酸味があり、ミント感がある。 ジュワッとした重さと、何味というわけでもなく残り続ける旨味の余韻。もう一度飲んでみると、苦味もあり、蓋を開けたみたいにバランスの取れた味がしている。特徴はスパイス感だ。嗅覚にも味覚にも辛味がある。それと、鼻にツンと来なかった。気づいたら泡が見えないくらい細かくなっていた。 悪いところは見つからない。でも、 この孤独感は何なのだろう。 誰かと飲みたい一本。 食べ物: フレッシュネスバーガー(赤しそタルタルのホタテバーガー、ガーリックシュリンプバーガー)、ハンターズ・グルメ ブラックトリュフフレーバーポテトチップス、ハッピネスデーリィ 生ソフトクリーム、サロンドロワイヤル キャンディコートピーカンナッツチョコレート

tacrock1