『No.1052　気狂いピエロは健在なり』 【パタポン/2018年】 ドメーヌ・ル・ブリゾー/フランス・ロワール ピノ・ドニス100％   合わせた夕飯 ・ハヤシライス   抜栓し、グラスに注ぐと感じるのは香りの豊かさ。花のような香りに黒果実…ザクロとか無花果とか。そして少しインキー。ほんの少しばかりの還元的ニュアンス。   そして一口…うん、この味はやはり唯一無二といえるのでは。ザクロやブルーベリー、木苺の野性味溢れるピュアな果実味に、黒胡椒のスパイシーさ。酸味は比較的穏やかであくまでアクセント的。タンニンは液体にきれいに溶け込み、味わいをキュッと引き締めてる。アフターのビターチョコ的なほの甘さとほろ苦さが絶妙。   還元的要素を含め、味わいがきれいに詰めあわされてるかのよう。チャーミングとエレガントとエロティシズムとキャッチーを上手にパッケージングした感じ。あと購入してからしばらく寝かせといたけど、これは正解だったと思う。味わいの詰め合わせ具合の良さはここからなのかと思ったり。   妻特製のきのこたっぷりハヤシライスと合わせた次第。美味しゅうございました。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ