Grape Republic の Muscat Bailey A 2022。 ほのかに紫がかった淡いルビー色。粘性は小さい。 ストロベリーキャンディー、チェリー、シソ。回すとクローヴやシナモンといったスパイス。ナチュールにありがちな野苺の香りがメインで、あまり品種個性を感じないタイプ。 微発泡を伴う軽めのアタック。酸は軽めで溌剌としている。凝縮感はなく水のような質感。いわゆるヴァン・ド・ソワフ。 空き瓶：598g クロージャー：46mm（ノマコルク的な樹脂） ワイナリーサイトより。 《醸造・味わい》 山形県産のマスカットベーリーAを100%使用。マスカットベーリーAの25％は全房でタンクの底に敷き詰め、残り75％は除梗し全房の上に乗せ、底部でセミマセラシオンカルボニックの状態を作る。その後9日間皮と醸し、圧搾。瓶詰め前に一度澱引きし、2023年の夏に瓶詰め。約9ヶ月間のステンレスタンク熟成。 香りはフレッシュなイチゴ・プラム・リンゴ等フルーティーな印象から、次第にセイロンティーのようなほのかに香ばしい香りが混ざる。口当たりが まろやかで味わいは、香り同様フレッシュで甘酸っぱい果実の印象。ボリュームはコンパクトで後口はドライ。余韻には房のまま発酵・抽出したハーブのニュアンスやダシの様な旨味も柔らかく広がる“薄旨”な仕上がりです。

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