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3.5
現行ヴィンテージ ベースワインは2010年前後のものとのこと 黒ぶどう主体、シャルドネは20%程度 デゴルジュマン表記なし ドサージュ4g前後 メゾンの方針として、NVは3〜4年瓶熟。ミレジムは10年程度瓶熟。 樽熟成の期間は公表せず? 製法の特長として ・マロラクティック発酵は意図的に止めている ・ブルゴーニュの小ダルで熟成をかけている #まだ飲み頃ではないが、将来の熟成に期待できる作品 !はじめフルートグラスで試したが、余りにも硬いためブルゴーニュグラスに換えた <香り> 蜜りんごのニュアンスが第一感。注ぎたてでは、これにカスタードクリームがチラつく。 おそらく長期熟成を想定した作りで、アルコールのボリュームも多め。 強制的に開かせても、香りだけでかなり硬質な印象 <味> はじめに果実の甘み+ドサージュからくるもったり感。黒ブドウ主体なのも影響しているか? すぐに強烈な酸とミネラルが支配的となり アフターにアルコールの刺激と酸の余韻 酸が甘さをかき消してしまうので、最終的にはドライ 酸味はしばらく残る #(僕の判断基準では)飲み頃でない。 そのため構成は極めてシンプルだが、単調ではなく、明確な「芯」がある。 香りにも味にも、「複雑さ」の片鱗が見て取れる。 時間が追いついていないだけ、と思う。 果実の質の良さ、造り手の意図が前面に出ていて、質の高いチャレンジだと思う。 ただし、リリースが早すぎる。 造り手の意図が万人に理解できる完成度になってからでは、コストに見合わないということか。 アンドレ・ボーフォールなど、独特な味わいの方向性を持つワインに近い印象。 現時点では決してキャッチーではない。 5年後にもう一度飲んでみたい作品。
Atsumu Hashimoto
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現行ヴィンテージ ベースワインは2010年前後のものとのこと 黒ぶどう主体、シャルドネは20%程度 デゴルジュマン表記なし ドサージュ4g前後 メゾンの方針として、NVは3〜4年瓶熟。ミレジムは10年程度瓶熟。 樽熟成の期間は公表せず? 製法の特長として ・マロラクティック発酵は意図的に止めている ・ブルゴーニュの小ダルで熟成をかけている #まだ飲み頃ではないが、将来の熟成に期待できる作品 !はじめフルートグラスで試したが、余りにも硬いためブルゴーニュグラスに換えた <香り> 蜜りんごのニュアンスが第一感。注ぎたてでは、これにカスタードクリームがチラつく。 おそらく長期熟成を想定した作りで、アルコールのボリュームも多め。 強制的に開かせても、香りだけでかなり硬質な印象 <味> はじめに果実の甘み+ドサージュからくるもったり感。黒ブドウ主体なのも影響しているか? すぐに強烈な酸とミネラルが支配的となり アフターにアルコールの刺激と酸の余韻 酸が甘さをかき消してしまうので、最終的にはドライ 酸味はしばらく残る #(僕の判断基準では)飲み頃でない。 そのため構成は極めてシンプルだが、単調ではなく、明確な「芯」がある。 香りにも味にも、「複雑さ」の片鱗が見て取れる。 時間が追いついていないだけ、と思う。 果実の質の良さ、造り手の意図が前面に出ていて、質の高いチャレンジだと思う。 ただし、リリースが早すぎる。 造り手の意図が万人に理解できる完成度になってからでは、コストに見合わないということか。 アンドレ・ボーフォールなど、独特な味わいの方向性を持つワインに近い印象。 現時点では決してキャッチーではない。 5年後にもう一度飲んでみたい作品。
Atsumu Hashimoto