寝酒です。ドメーヌ・ミシェル・グロのオート・コート・ド・ニュイ・ブラン、2010vt.です。 ジャン・グロの長男で直系。弟は叔父が当主だったグロF&Sを引き継ぎ、妹はA.F.グロ、従兄弟はアンヌ・グロ。華麗なるヴォーヌロマネの生産者一族です。 かつて消滅の危機に瀕していた、オート・コート・ド・ニュイの畑ですが、ミシェル氏は根気強くその地を再興してきた1人です。その甲斐あって、今ではさまざまな生産者の努力によって、多くのワインが造られるようになりました。 黄金色の濃い色調。 ちょっと時期を過ぎているかのような感覚。熟成によるようなアロマが生き生きしているものの、果実味がかなり落ちているような感じがします。 置きすぎなのかわからないけど、とにかく何か一部分が弱ってしまって、素直に「おいしー！」と言えない。 もうすこし若いのを今度は飲んでみたいと思いました。 ワインが悪いのではありません。 人の努力もそうですし、自然の恩恵にしてもそう。 生かすも無駄にするのも人（≒自分）です。

okok530