スペイン中部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州ラ・マンチャ地区、ジスト グラン・レゼルヴァ ヴェンデミア・セレクショナーダ2011。テンプラニーリョ100%。 色味はガーネット、香りはブルーベリーのバランスにチェリーのニュアンス、リコリスのスパイス香、スモーキーな樽香。 飲み口は中庸～やや重の口当たり、ふくよかな果実味と爽やかな酸味、厚みあるが口中をくすぐるようなきめ細やかなタンニン。 最低60ヶ月熟成が定められたグランレゼルブの2011で、落ち着いた感かと思いきやまだまだ酸もしっかり、タンニンはやや落ち着く方向だがまだまだ厚く、歳の割には若い印象。 コンビニオリジナルワイン、香りのボリュームこそややおとなしめだが望外に複雑さがある。抜栓直後はややシャープな酸とラギッドなタンニンで鋭いが、15分もすると綺麗に落ち着き、前述の程よい複雑さの香りと合わせ、コンビニで買ったことを忘れて楽しめる。 コスパと入手のしやすさ＋美味さで、大変上出来なワイン。

TKR