『No.1336 いちごジャムのよう』 【ピノ・ノワール/2017年】 ヴァイングート・スールナー/オーストリア・ヴァーグラム ・ピノ・ノワール 100% 合わせた夕飯 ・オムライス ・焼売(冷凍) ・キャベツのグリル 抜栓し、グラスに注ぐ…淡い色合いのガーネット、若干レンガ色。フワッと香るいちご…というかいちごジャムの香り。そしてなんとなくスミレのような香りもうっすらと。 一口飲む…香り通りのいちごジャム的な甘やかさがまず感じられる。いちご、チェリー、うっすらレーズン。酸味はほどほどでアクセント的。ドイツやオーストリアの赤で感じる少し湿り気を帯びたような冷涼感を感じたり。そして程よいミネラル感もあってか、どことなくクリスピー感を感じたり。 軽快かつ豊かな果実味、そしてミネラリーな飲み口もあって、我が家のオムライスにはばっちり合う。邪魔は決してせず、健気に合わせてくれる辺りは流石だなと。飲み口が比較的キリっとしてるということもあって、焼売やキャベツのグリル(マジックソルトと粉チーズで味付け)にもなかなかの相性ぶり。でもやっぱりオムライスとの相性がダントツだったかな。 そつなくこなす辺りが、少し優等生的でつまんなく感じそうだが、ジャミーでミネラリーでほんの少し泥臭い(誉め言葉)感じの個性が、どこか個性的で僕は好きだったりするわけで。 ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ