Jacob's Creek Double Barrel Cabernet Sauvignon写真(ワイン) by HighField07

Like!:8

LL

REVIEWS

ワインJacob's Creek Double Barrel Cabernet Sauvignon(2018)
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーション
    飲んだ日2022-01-12
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位
    価格帯
    価格
    インポーター

    COMMENTS

    HighField07

    以前飲んだ同ダブルバレルのシラーズがとても美味しかったので、カベルネSも購入。ビックカメラ酒販で約2400円。 外観は黒ワインと言える程に黒みが強いガーネット。色味は濃いが、注ぎ口や泡の反射には何故か黄金色が混ざる色調。ややくすんだ印象を受ける。しかしグラス底は僅かに見え、浅いと赤い明るいガーネットも見える、表情豊か。脚の輪郭は出て、一拍置いてゆっくり2、3本程度垂れる14.5度と中々高め。 香りはそこまで開かないが、どっしりもったりとする。もったりとした甘い香りには、甘い漢方的な甘草、スティックのバニラ、カカオやビターチョコレート、僅かに柑橘系のドライフルーツ。ややローストの心地良い苦味の香りもある。 アタックには清涼感のある飲み口と、上品で穏やかながら凝縮感のある強いタンニン。後味には酸味がゆっくり現れ、タンニンのギュッとした感じから徐々に酸の余韻にバトンタッチする感じが、より重量感を感じさせる。 甘味は香りに強く現れ、湿度と重みを感じるもったりとしたもの。良く熟れ切った黒葡萄の骨格に、ややローストなニュアンスが加わり凝縮感のある香りになっている。 渋味はタンニンが支配的。強いタンニン感だが、穏やかで丸みや落ち着きがある上品な印象。ギュッとくる凝縮感があるが、ビロード(シルクと言うには少しパサつきは感じる)のような滑らかなタンニンで、余韻自体は中短程度と、潔い。タンニンは色濃い焦げやタールの強い樽を思わせるが、決して雑味や嫌味がないので、とても良質な樽だと思わせられる。 酸味はあまり表に現れないものの、余韻の短いタンニンの強い印象を、後手としてしっかり受け止めている。酸としては間違いなくクエン酸系なのだが、切れ味よりまろみ、穏やかな印象があり、強いタンニン感を自然に繋げる名脇役感がある。酸自体の余韻は中程度で、後に残らない。 全体的にもったりと湿度と重みを感じる香りと、強いがまろやかなタンニンで、どっしりした飲み応え。ワイン自体に存在感があるが、決して長引かないさっぱりした余韻は、肉料理系にも決して負けず、邪魔もせずとマリアージュに一役買いそう。 個人的にはシラーズの香りの豊かやや強い存在感に軍配が上がるが、料理との取り合わせを考えるとこのカベルネSは濃い味付けの食事には万能そうだ。

    HighField07

    HighField07
    HighField07

    OTHER POSTS

    • L
    • L
    • L
    • L
    • L
    • L