Boekenhoutskloof Noble Late Harvest Semillon写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

Like!:70

LLLL

REVIEWS

ワインBoekenhoutskloof Noble Late Harvest Semillon(2016)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2022-06-18
飲んだ場所I邸
買った日
買った場所アフリカー
購入単位ボトル
価格帯3,000円 ~ 4,999円
価格
インポーターマスダ

COMMENTS

iri2618 STOP WARS

2016 ブーケンハーツクルーフ ノーブル・レイト・ハーベスト フランシュック/南アフリカ(375ml) 6/18「決断」ワイン会・その7 事前にホストから指定されたワイン会のテーマは「決断」。 7本目のワインは、南アフリカの貴腐ワインです。 これもわが家からの持ち込みですが、実は、ワイン会のテーマが「決断」と決まったと聞いて、どうしても貴腐ワインを飲みたいと思っていました。 というのも、貴腐ワインが「決断ができなくて生まれたワイン」という伝承を思い出したからです。 貴腐ワインは、ハンガリーのトカイが初だとか、ソーテルヌが先だとか、その起源については諸説あると記憶していますが、伝承には共通するプロットがあります。 曰く、そのワイナリーの領主が所用のため城を離れ、それが長期に及んだため、残された使用人たちではぶどうの収穫を決断できず、完全にタイミングを逸してしまい、樹上のぶどうがカビに侵されてしまったーー。 城主の帰還後、泣く泣くカビまみれのぶどうを収穫し、ダメもとで醸造してみたら、極めて甘く、かつてないほど甘美な風味の、素晴らしいワインができた、というもの。 決断できないことで生まれたワインが、結果として素晴らしい傑作となったというアイロニーは、「決断」をテーマとしたワイン会の締め括りの「結」のワインに、むしろ相応しいような気がしませんか? 選んだのは、南アフリカ最高の生産者のひとつ、ブーケンハーツクルーフの「7つの椅子」シリーズ、ノーブル・レイト・ハーベスト。 以前は、インポーターさんの裏ラベルに「セミヨンほか」と品種名が記載されていましたが、この2016は「ほか」が取れていますので、おそらくセミヨン100%のワイン。 毎年、わずか4樽しかつくられないレアものですから、見たら反射的に買う決断が必要なワインではあります(苦笑) 素晴らしく濃厚で芳醇、フレッシュで張力のある味わい。 世界中の黄色いフルーツと花を集めてエッセンスを搾り取ったような、エキゾチックさと清涼感が相半ばする強烈な風味。 特別なソーテルヌ(というかバルサックの方が近い?)に匹敵する、極めて完成度の高いワインですね。 香ばしく焼き上げられた、カラメルっぽい風味が印象的な、大人のチーズケーキに合わせていただきました。 素晴らしいひと時をご一緒させていただいた、Iさんご夫妻、Mさんご一家に心から感謝します。 ちなみに、次回は「シラーズ」のスパイシーさが苦手なM夫人のために、シラーズ&シラー大会を開催の予定です。 何か良い候補があれば、皆さまにもぜひご教示賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

iri2618 STOP WARS

L

素晴らしい決断ワインの数々、とても興味深く読ませていただきました。締めが決断できずに生まれた貴腐ワイン!思わずニヤリとしてしまうセンス溢れるセレクトに脱帽です。オススメ出来るシラーが思い浮かばず残念ですが次回のワイン会ポストも楽しみにしております!

Eiki

L

貴腐ワインにそのような伝承があるのは知りませんでした!! シラーズであまりスパイシーさを感じなかったのは、オーストラリア、グラント・バージのミシャック・シラーズです(^^) 今まで飲んだシラーズの中では一番好きなんですが、最後に飲んだのが10年近く前なのであまり当てにならないかも知れません(^^;

Yuji♪☆

L

Eikiさん コメントありがとうございます。お題付きのワイン会は、ダ・マサで鍛えられました(苦笑) 実は、私の持ち込みは、「起承転結」が割り振られています。そのせいで4本になってしまい、皆さんにご迷惑をお掛けしてしまいました(>_<)

iri2618 STOP WARS

L

Yuji♪☆さん コメントありがとうございます。貴腐ワインの起源の件、うろ覚えだったので改めて調べてみました。世界三大貴腐ワインの始まりのエピソードは、いずれも偶然によるものでしたが、トカイワインは、1650年頃、オスマントルコの侵略によりぶどうの収穫が遅れてしまったため。ドイツのトロッケン・ベーレン・アウスレーゼは、1775年にシュロス・ヨハネスブルクで収穫許可の発行が遅れたため。フランスのソーテルヌは、1847年にシャトー・ディケムの当主がロシアに狩に行き、帰りが遅れてぶどうの収穫も遅れたためとのこと。どのエピソードも偶然による不可抗力ですが、時代が1世紀ずつズレていますね。今回、私が採用したエピソードは、ディケムのものだったようです。 シラーズの情報提供もありがとうございました。ちょっと予算オーバーですが、参考にさせていただきます(笑)

iri2618 STOP WARS

iri2618 STOP WARS
iri2618 STOP WARS

OTHER POSTS

  • L
  • L
  • L
  • L
  • L
  • L