実家で妹夫婦と開ける3本目は、ヴァッレ・ダオスタ州、ラ・キウヴァのアルナ・モンジョヴェ、スペリオーレ。 前日に試飲したイタリアワイン専門店で、ヴァッレ・ダオスタ州のワインが欲しいと言ったら、店員さんが脚立に乗って、一番上の棚から引っ張り出していただいたワイン。 個人的なランゲだけがネッビオーロじゃないシリーズ。ヴァッレ・ダオスタなのでピコテンドロです。 ネッビオーロ主体にしては濃い目の外観で、ややガーネットも感じます。 チェリーやラズベリー主体ですが、ブラックベリー等の黒系果実も感じます。 ドライフラワー、スターアニス、ナツメグ等は一体感があります。 ネッビオーロを想像すると、タンニンは極めて穏やかで、寧ろ物足りないくらい。 今まで飲んできたネッビオーロの中で、最もブルゴーニュを連想させる蠱惑的な香りがありますが、その中でもネッビオーロの枯れ感はしっかりと感じられます。 また山のワインですが、壮健さではなく、柔和な表情を見せるタイプで、非常に滑らかなテクスチャーがあります。 これは素晴らしいワインでした。けれどお店では最後の1本だったようで、果たして次に出会える機会はあるのでしょうか？

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