Le Macchiole Paleo Rosso (2001~)写真(ワイン) by cmd'93☻

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REVIEWS

ワインLe Macchiole Paleo Rosso (2001~)
評価

4.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーション
    飲んだ日2021-11-18
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位
    価格帯
    価格
    インポーター

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    cmd'93☻

    17000円 レ・マッキオーレが銘醸地ボルゲリに拠点を構えるカンティーナです。商家の息子だったエウジェニオ・カンポルミ氏が、1983年に設立。彼は貴族がその大半の土地を所有する中、ただ一人、地元の農家として世界に名を轟かすカンティーナを造り上げました。 パレオ・ロッソはカベルネ・フラン100%で造られるワイナリーの代表的なワイン。1995年のヴィニタリーでサッシカイアやオルネライアなどを差し置き、メドック格付け2級のピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドに次ぐ2位に輝いたことで、カンティーナの華々しい歴史が開きました。 ブルーベリー、ダークチェリー、モカ、ハーブなどの様々なアロマが層となってゴージャスに香り立ち、濃密でシルキーな舌触りです。圧倒的な世界観を持つフラッグシップキュヴェの超希少バックヴィンテージ! まさに今飲み頃を迎えています! レ・マッキオーレはボルゲリ地区でカベルネ・フランに力を入れた最初の生産者であるということでも有名です。完熟が難しい上、酸がきつく、ハーブの香りが強くなりすぎてしまうなど、世界的にみてもカベルネ・フラン(以下フラン)100%でのワイン造りは珍しいです。 一般的にこの地では、カベルネ・ソーヴィニヨンをメインに、酸を補完する目的などでフランをブレンドしています。レ・マッキオーレでは経験を重ねるごとに、フランの酸と果実味のバランスの良さに気づき徐々に比率を高めていきました。結果、猛暑の2000年でもいきいきとした酸を保ったフランの出来を受け、2001ヴィンテージからフラン100%にしようと決意しました。 フランの可能性を早くから見出したレ・マッキオーレの成功を見て、他のワイナリーもフランを増やすなど、ボルゲリのワイン造りに大きな影響を与えました。

    cmd'93☻

    L

    今となっては世界的に有名なボルゲリのワイン。ワイナリーの数も増える一方、ワイン史としては歴史の浅い産地で各社がそれぞれ個性を表現しようと研究が進んでいます。その中で、レ・マッキオーレは単一品種にすることこそが、最もボルゲリの個性がワインに現れると考えています。 一般的に、この地域では、ブレンドワインが主流で、国際的に受け入れられやすいワインを造っていますが、一方で個性に乏しく、ボルゲリのテロワールを体現していないワインが散見されるのも事実です。毎年同じような品質のワインを造るのが容易になる一方、ヴィンテージの個性が出にくくなります。 単一品種では、気候から醸造まで、テロワールの要素すべてがストレートにワインに反映されます。ミスが許されず、完璧なワイン造りが必要になります。これがレ・マッキオーレの個性であり、ボルゲリの地を最も映し出したワインなのです。

    cmd'93☻

    cmd'93☻
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