久しぶりの自然派の巨匠マルセル・ラピエールは、モルゴン・キュヴェ・カミーユ・ロッシュ・デュ・ピィ2018年を頂きました。このキュヴェはマルセルの愛娘カミーユが栽培から醸造まで任されていて、モルゴンの最優良区画のコート・ド・ピィのガメイから造られるスペシャル・キュヴェになります。このキュヴェのファースト・ヴインテージは2013年。 紫かかったしっかり目のルビー色。 バイオレット・チェリーにベルガモやラベンダーなどの甘く澄んだとても美しいアロマ。 リッチでオイリーな果実味に、薄い膜の様なグリップのあるタンニン、そしてスパイシーで細かい酸味。エンドに来る塩気を感じるミネラル感から、染み入ってくるように広がる長い余韻。 段々と温かいラズベリー・ジャムも香りだし、開き始めます。 翌日は前日のパワフルな要素が落ち着き、繊細で、アニマル系の複雑味も顔を出し始めました。 自然派も瞑想しているワインが多い中、ある意味普通にとても美味しくワインを楽しめる作りで、しかも非凡、素晴らしいですマルセル・ラピエール。

Marcassin

Marcassin大先生、こんにちは。 昔から自然派の巨塔？と言われ、早くからビオワインを造っていたマルセル・ラピエールですが、昔はビオ臭さ爆発！でどうしても好きにはなれませんでした。 しかし、代替わりした息子の作るワインはビオにも関わらず、全くビオ臭さが無い！と最近知りました。 まるでピノ・ノワールの様なガメイ！ 滑らかで柔らかい果実味のワインでした。 古い飲み残した昔のマルセル・ラピエールも残っている筈ですが、新しい息子のワインを購入しました。 時代は変わる？ものですね？

Katsuyuki Tanaka

ガメイも苦手でしたが克服？したので 攻めてみたいと思う昨今。。 美味しそうですねえ♡♡♡

Vanilla

Katsuyuki Tanaka教授 ありがとうございます。 よく覚えております、KT教授のガメイ嫌い。 私も基本あんまり好きではありませんし、昔マルセル・ラピエールたまに頂いていましたが、そんなに感動した事はありませんでした。 ただ昨年ふとした事から他の造り手のモルゴンを頂く事になり、その品質に感銘を受け、又モルゴン見直ししようかと思いました。 まあフランス・ワインが全体的に早飲み可能になっているのも気候の温暖化とワイン造りの進歩だと思っています。 昔の時代の白猫様はどう言うブル白の飲み方をされていたのでしょうね？

Marcassin

Vanillaさま ありがとうございます。 ガメイ克服とは確かにピノと比較しますと苦手な方が多いですね。ヌーボーの悪影響もあるかと思いますが。 モルゴンは素晴らしい造り手多いですので是非お試しください。

Marcassin

こんばんは、初めてコメントさせていただきます。いつも素晴らしい投稿の数々拝見しています。 マルセル・ラピエールにこんな素敵なキュヴェがあったのですね。一度お目にかかってみたいです。

genchidx2

genchidxさま いつもご覧いただき、ありがとうございます。 このキュヴェの他にも良年の古樹から選りすぐりの葡萄を選別・個別醸造して作るキュヴェ・マルセル・ラピエール・モルゴンと言うのもございます。 両キュヴェとも生産量が少ないので、見つかり難いのが難点ですね。

Marcassin