ニーノネグリ社のスフォルツァート(陰干し辛口)、キアヴェンナスカ、2010年、alc.15.5%！！ ＤＯＣＧスフォルツァート ディ ヴァルテリーナ ヴァルテリーナ峡谷の陰干しネビオロから作られる1本。 スフォルツァートという言葉だけで飲んだことなかったのと、以前に同社のインフェルノを飲んで印象的だったので粘ってゲット。10年ものでいい感じと思ったが、果たしてどうか。 開けてから香りがムンムン溢れてくる 透明度のあるオレンジを帯びたルビー、グリス粘性高め 鼻に近づけると、元気な赤い果物が出迎えてくれる ドライクランベリー、アメリカンチェリー、チェリーリキュール。深く甘いフルーツ香が印象的。 血肉鉄。発展して、なめし革やスパイスを塗った燻製肉も見え隠れする。 ローストナッツ、甘く香ばしいカラメル、コクトウ、ローストバニラ、ビターチョコ 香りの強さの通り、ねっとりと舌にまとわり付く豊かなアタック アッパーで元気、はっきりとした酸 豊満な赤系ベリーのボディを支えるのは、余韻まで続く酸と鉄分を思わせる厳しいミネラル。そして大分カドは取れつつも密度高く口中を締め付けるタンニン。出汁っぽい強い旨みが深みあるアクセントを。 全体的にはタイト、だけど背の高さと奥行きの深さを感じる。 素直に、ああ、良いワインを飲んだ、と思わされた。 「フレッシュで陰影に富んだ」と言われるＤＯＣＧですが、その本領を見ました。

サトーさん