Kenzo Estateケンゾー・エステート

カプコンを創業しアミューズメント産業で成功を収めた辻本憲三がナパヴァレーに設立したワイナリー。1998年丘陵地を大規模に掘削し、1年余りをかけてブドウ栽培に相応しい地盤へと整えた。初めてブドウが収穫されたのは2001年のことだったが、そのブドウがワインになり世に送り出されることはなかった。その後「コルギン」「ハーラン・エステイト」といった数多のカルトワインのブドウ栽培を手がけてきた天才的栽培家、デイヴィッド・アブリューがチームに加わり、徹底した改良を行った。彼は全ての樹を引き抜き、畑をゼロから作り直した。また、ワインの女神と称されるハイディ・バレットも醸造家として加わり、世界一のワイン造りに不可欠な条件が揃った。2008年満を持して初リリースを迎え、翌年ワイナリー施設が完成、晴れて100%自社製造の「エステイトボトル」を名乗るに至る。