Flavio Roddolo Barbera d'Alba
フラヴィオ・ロッドーロ バルベーラ・ダルバ

フラヴィオ・ロッドーロ・バルベーラ・ダルバ2012年を頂きました。 エッジが少しオレンジ掛かった綺麗なガーネット色。 ダーク・フルーツにスパイス、ほのかにゲームや腐葉土などのアロマ。 最初はタイトな引き締まった果実味で、とても緻密なボディ感から細かなスパイスの効いた酸味と口腔内にまとわりつく薄い被膜の様なタンニンを感じます。 とてもゆっくりと開いて来るようで、スティール系の風味やタールな感じも出て来ました。ただ初日の印象はとても堅物で、でも旨味が閉じこもっている感じでした。 2日目、3日目とどんどん果実味のコクが上がって来て、密度の濃い旨味と複雑な要素が絡み合ったまさにロッドーロ節全開。 素晴らしい造り手のロッドーロ、日本で見かけないのが不思議です。

ドルチェッタという本来甘みや果実味のある品種のわりに、どちらかというと後に残る渋みの印象が強い。ただ、そんなきつい渋みでなく、心地よい渋み。