Dom. Duroché Gevrey Chambertin 1er Cru Lavaut Saint Jacques
ドメーヌ・デュロシェ ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラヴォー・サン・ジャック

外観は色調度の高い鮮やかなパープルルビー。カシス、ブラックベリー、ダークチェリーの黒系果実にオレンジピール。アニスやリコリスのアジアンスパイスにユーカリやローリエ、バジルのようなハーブ。レアステーキや湿った土のようなニュアンス。重心は低め、しかしながら冷涼さも感じられ清廉とした佇まい。若干粘性のある柔らかな口当たり。甘露さを伴う果実味のミディアムボディ。気品ある緻密なタンニンに穏やかな酸。余韻にはサンダルウッドのようなスパイス感とミネラルが入り混じる。上品な野性感、この矛盾した感覚が共存し何とも魅惑的で捉えどころが無く、良い意味でもの凄くチグハグしている。この世界観にどっぷり。

ブルゴーニュでの試飲会にて。

Dom. Duroche Gevrey Chambertin 1er Cru Lavaut Saint Jacques 1981 こちらのワインは以前頂いた事がありました。 慈悲深い複雑で魅力的な香りと味わいでこれぞ熟成したジュベレ・シャンベルタンというべきワイン。 わざわざ、本日頂いてきたドニ・モルテのLavaut Saint Jacquesに合わせては抜栓して下さった。 抜栓直後に少し還元香があったが時間とともに良い香りに包まれ、柔らかい酸と共に丸く纏まってきた。 が、しかし、ワインバーのご主人は還元香が気に入らなかった！様で僅か少しでお蔵入り！ もう少し良いのを開けましょう！と、、、 次のワインが、抜栓されましたぁ。。。 あのぅ〜、このワインで充分美味しいんですが、、、

週末の素敵過ぎるワイン会。ブルーノ・パイアールの興奮も冷めぬまま、次にお出しして頂いたのは、なんとドュロシェのジュブレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック1981年でした。デュロシェが所有するラヴォーは最高樹齢80年に達しますが、このワインが瓶詰めされた際は未だ40年そこそこといったところでしょうか。 オフ・ヴィンテージとは思えない、エッジが綺麗にオレンジ掛かった美しいガーネット。アジアン・スパイスと赤果実の甘さが綺麗で、レザーやアイアンも綺麗に香ります。若干果実は枯れ気味ですが、美しい上澄みの甘みを感じ、未だ少し元気なタンニンに、酸味とのバランスの妙と言ったところでしょうか。余韻は中くらいの長さですが、スパイスが使い古した様な革に綺麗に溶け込み、全くオフ・ヴィンテージとは思えない出来でした。 何でしょう、デュロシェは近年飲み始めたドメーヌですが、とてつもないポテンシャルがあるようです。それもそのはず、アルノー・ラショーやルシアン・ルモワンヌも、デュロシェから葡萄の供給を受けているようです。

こちらは西麻布にあるDeep なワインバー。 こんなワインが黙っていても、わざわざ抜栓して出てきます。 Labaux Saint-Jacquesらしい赤いベリーの味わいに繊細で上品な酸が素晴らしいです。 奥深い味わいに心を奪われました。。。 因みに奥に写っているテタンジェ・コレクション81。 ワインに合わせて81! か？ お水が入ったボトルです。。。

今回のワイン会のテーマはピノ・ノワール。ワインはブラインドで頂きました。 7本目は今回私持参のドメーヌ・デュロシェ・ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック・キュヴェ1923VVの2014年を頂きました。このキュヴェは1923年に植えられた古樹からのみ収穫された葡萄で作られてワインで、香港マーケット向け？という話を聞きました。 タイトな赤果実の綺麗なルビー色。ブルー・ベリーやレッド・チェリーの華やかな果実に、ミート感漂う複雑な芳香。溶け切らないタンニンに、プラムの酸味もバランス良く溶け込み、正に開ききらない凝縮感の有る果実味ですが、決して抽出感が強いわけではありません。余韻もバランス良く、今後の時間次第で綺麗な本当の姿を見せてくれることでしょう。

ベリー系の香りに厚みのある果実感、しっかりかつ強すぎないタンニンがバランスを整えている。 今飲んでも旨味も感じられるが、あと5年もすれば、さらに複雑さをました素晴らしいワインになることだろう。

ワイン会 11種類のワイン 飲み比べ〜♪

持ち寄りワイン会。

08　ﾄﾞﾒｰﾇ ﾃﾞｭﾛｼｭ　ｼﾞｭｳﾞﾚｼｬﾝﾍﾞﾙﾀﾝ 1er cru ﾗｳﾞｫｰｻﾝｼﾞｬｯｸ う～ん、今回も期待外れ(；´_ゝ`) 果実味もしっかりあるけど、酸が強くて・・・ もっと寝かせてから飲むべきだったのか・・・ (´・c_・`)