Ch. La Clotte
シャトー・ラ・クロット

サンテミリオン特別級のラクロット85年です。特別級といってもあまり知られていない右岸(特別級から陥落した名前が似てるクロックミショット辺りの方が有名かも)ですが某大型スーパーで取り扱ってるせいか知る人ぞ知るワインのようです。 こちらパーカーさんも早飲み推奨のようですが、果実味自体は抑えられた飄々とした古酒の味わい。優しい赤系果実にミルキーなコク。主張するワインでは無いのでワイン会などでは間違いなく埋もれそうですが、この熟成の仕方は一つの流儀かと思います。ただこれ以上置いても良くはならないかとは思いますが…

コストコ多摩境

久しぶりのボルドー。グランクリュ。 俺の酒屋ことコストコだが、いよいよKIRKLANDブランドの赤（は主にカルフォルニアのワインが多い印象）を飲み尽くした感があり、久しぶりにボルドーの棚を眺めていてこれにした。 カルフォルニアから帰って来た気分だ。あーうまいわこれ。久々のボルドーワインの味だ！と思いました。サンテミリオンはメルロー種主体のワインが作られているということを覚えた。

奥さまの誕生日につきチョイといいヤツを。 確かコストコで買ったサンテミリオン。 これは美味し。 香りもいいし余韻も長い！ 登美の丘とかの同じ系統のもっと美味しいヤツだ。 メルロー主体の配合好きかもなぁ。 イタリア土産の超ロングパスタとともに…。

とっても上品な香り。作り手の優しさを感じます。

サンテミリオン グランクリュ クラッセに格付けされているシャトー ラ クロットの2010。 サンテミリオンの格付けはプルミエのA,Bの18シャトーと、その他64シャトーみたいな扱いをされがちですが、僕はこの64シャトーもヴィンテージによっては相当なレベルだと思うんです 。 最近飲めてませんが僕のボルドーへの入りはサンテミリオンから。 で、このワイン。 ラ クロット。 知ってる人は知ってるし、知らない人はまず知らない。そういうワイン。 でもあのパリ万博にもちゃっかり出てたりします。 比較的早飲みが可能なタイプなので抜栓しちゃいました。 2010は近年ではこのシャトーで最高の出来なのでかなり迷いましたが。 色は濃いルビー。 コルクを抜栓した時から素晴らしい芳香が漂います。美味しいワインの証です。 プラムやブラックベリー、カシスなどの熟した赤黒系果実の香りに、バニラやリコリス、鉄など。 しなやかな酸味、濃縮感のある豊かな果実味。 そしてサンテミリオンの真骨頂でもある滑らかで柔らかい質感のタンニン。 若干高めのアルコールによるボリューム感も感じられ、余韻はやや長め。 こりゃ、美味しい‼︎ 誤解を恐れずに言えば、このワインに限っては2010、やや飲み頃に差し掛かっているのではないかと。 もちろんあと10年位は持つだろうけれど、今飲んでもデカンタによるエアラシオンの必要性はそこまで感じませんでした。 若干若め〜飲み頃。 やっぱりサンテミリオン。 たまにはサンテミリオン。

メルロー種主体の重い赤。ベリー系とスパイス系の香りが複雑で豊か。2011年物を飲んだが、少し渋すぎる。今飲むなら、デキャンタージュして味をまろやかにしたい。私はもう1本購入して、何年か寝かせてみます。 このワインは、ビーフシチュー、煮込みハンバーグ、アラビアータ、マグロのカルパッチョ、ドリアなどに合うと思う。ボトル4000円なので、週末に家族で食事を取るときや、大切な人とゆっくりできる時など、特別とは言わないけど、ちょっと贅沢をしても良いという時に活躍してくれそうだ。

美味しい