Altenkirch Grauschiefer Riesling trocken
アルテンキルヒ クヴァーツシーファー リースリング トロッケン

いきなりの5点。 実は、私の思い出のワインなので…もちろん、美味しいのですが、思い出も含め、とっても大事なワイン、ということで。 ライプツィヒ歌劇場で演出家としての研修のため、ドイツに渡ってきた7年前。 なけなしの貯金を叩いての留学だったので、当時は１日4ユーロと決めて、相当な節約生活を送っていました。 ドイツに来たからって、その２年間は、他の町に旅行に行くこともせず、カフェや外食を楽しむことも滅多にありませんでした。 それでも学びたい気持ちや目的があっての、初ドイツ生活は、見るもの全てが新鮮で刺激に満ち溢れていました。 そんな時に知った、このAltenkirch。 当時は、日本人女性の Tomoko Kuriyama さんが、マイスターをしておられ、ドイツで頑張っている日本人女性の作っているワイン、ということで、同じ…実際全然同じじゃなく、彼女はドイツで日本人女性として名を馳せた素晴らしい女性でしたが…ドイツで頑張っている日本人女性がいる、っていうことが、すごく嬉しくて、私には励ましになり、彼女とこのワインを、同じ日本人女性として勝手に誇りに思っていました。 １日4ユーロ(500円)生活の私には、一本9ユーロのワインはとても高価なものでしたが、更に節約をして、時々買ってきて飲んで、元気や勇気をもらっていたんです。 そして現在。 紆余曲折の末、演出家+ワインに関わるお仕事もするようになったのですが、あの当時は、ワインといえば、赤、白、ロゼしか知らなかった私。 このワインが懐かしくて、探そうにも、"あれは、Altenkirchという美味しい白ワインだった。ライプツィヒで飲んでいた。"っていう情報しか、私には残っておらず、勝手にザクセンのワインと思い込み、見つけることができていませんでした。 ところがこの秋、２ヶ月出向していたラインガウで、偶然見つけて、ワイナリーを訪問し、再会を果たしました‼️ そう、ザクセンじゃなくて、ラインガウのワイナリーだった、っていうオチ。→てか、よく見たらラベルに"ラインガウ"って書いてあるし(笑)✨ まー、あの当時は、そんなことも分からず、気にせず、飲んでいたんですよ。ラインガウ？なに？ワインの名前かな？くらいの無知(笑)。 ハイデルベルクに持ち帰り、いつ開けようか、と思っていたのですが、今年初のクリスマスマーケットに行ってきた昨夜、とうとう開けました✨ もう、ワインマイスターは、Kuriyamaさんではないけれど、懐かしい、Altenkirchの味。 毎日オニギリを持って、ライプツィヒ歌劇場に通っていた当時が思い出されて、キュン❤️てしちゃいました。 やっぱり美味しい。 ワインのことは、わからなくても、美味しいものは、ちゃんと分かっていたんだ、あの頃のワタシ(*^^*)✨ ということで、5点。 なのです(*^^*)✨