味わい |
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香り |
ワイン名 | Alfiero Boffa La Riva Barbera d'Asti Superiore |
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生産地 | Italy > Piemonte |
生産者 | |
品種 | Barbera (バルベーラ) |
スタイル | Red Wine |
2020/06/06
2月2日
2020/05/04
(2013)
価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)
バルベーラ祭り!:その124 2013 アルフィエロ・ボッファ バルベーラ・ダスティ・スーペリオーレ ニッツァ ラ・リーヴァ ピエモンテ/イタリア 最近のニュース、特に新型コロナ関連のニュースを見ている時にcompassion(コンパッション)という単語が耳に飛び込んでくる機会が増えました。 「同情」とか「共感」「慈悲」「慈愛」などと訳される英単語で、同じように訳される言葉にsympathy(シンパシー)やempathy(エンパシー)などがありますが、共感をいだいた対象により近く、深い、行動を伴った言葉のようです。 久しぶりにいただいたバルベーラを飲んでいると、このコンパッションという言葉がワインとともに身体に浸透してくるような気がします。 アルフィエロ・ボッファのワインは初めていただきますが、1930年からワインづくりを始め、4つのクリュ・バルベーラをつくっているスペシャリスト。 バリックを使ったり、クリュの概念を導入したりと、なかなか革新的なワインづくりを進めている生産者のようですね。 このラ・リーヴァは「急勾配の山腹」という意味で 約1.3ヘクタールの単一畑。創業の年1930年に植樹された非常に樹齢の高いヴェッキエ・ヴィーニェ! エチケッタに記されたNIZZA(ニッツア)は、2015年に、独立したDOCGとしてバルベーラ・ダスティから分離したバルベーラ最上の産地です。 このワインは2013年産なので、DOCGバルベーラ・ダスティ・スーペリオーレになりますが、しっかり併記されています。 ワインは、濃さではなくしなやかさを感じる存在感のあるガーネット。経年相応の熟成の兆しも見えますが、まだまだ若い印象。 フレッシュな黒果実の甘い香りとスミレのフラグメント。石灰的なミネラルのニュアンスと、酸化した鉄、墨汁や炭のような香りも取れます。 口に含むと果実の甘さを含んだ旨み、バルベーラらしいキレイな酸、細かく溶け込んだタンニンのバランスが素晴らしいですね♡ 実にエレガントで飲みごたえのあるバルベーラです。 このワインを飲み始めたのとほぼ同時に、vinicaでSpring has come!さんがアップされたばかりのバルベーラのポストを拝見して、ボルドータイプとブルゴーニュタイプを併用してみました。 Spring has come!さんによれば(実はDa Masaさんのアドバイスだそうです)、伝統派の作り手のバルベーラはブルゴーニュタイプ、モダン派はボルドータイプが適合するそうです。 このワインは、どちらかというとモダン派寄りかなと思いますが、確かにボルドータイプの方が果実の甘みが感じられ、香りの解像度も高く、なるほどなるほどと、いちいち頷きながらワインをいただきました。 ワイン自体はエレガントなタイプで力押しするようなところもないので、ブルゴーニュタイプでも美味しくいただけます。 そういえば、本日、密林川で注文していたオーラヴル・アルナルズのCDが届き、早速、ワインをいただきながら聴いてみました。 まさにコンパッションを感じる内容で、優しくそっと寄り添ってくれるような旋律や音色、温かみのある歌声はステイ・ホームで家にいる時に聴くのにあまりにもピッタリです。 私がバルベーラという品種に対して感じる感情も、このコンパッションに近いような気がします。 いや、それは単なるpassion(パッション=1.激情、情熱 2.愛情、愛着 3.キリストの受難、受難曲 4.好きな道)だと言われそうですが(笑)
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